11月6日、川崎市危機管理本部で「女性の視点から災害を考える勉強会」講師として、Minecraft(マインクラフト)を活用した防災対策について登壇しました。
川崎市男女参画センター主催の全5回で構成されるプロジェクトは、大学教授やDMATインストラクター、地域国際化推進アドバイザーなど、各分野の第一線で活躍される専門家が講師を務めており、多様な学びの場となっています。

最終回の今回は、川崎市の防災への取り組み紹介に続いて、「もし、自宅で災害が発生したらどうなるか」をテーマに45分間の講義を行いました。
Minecraftを用いて自宅の家具などを精密に再現。震度7クラスの地震でどのような危険が発生するかのシミュレーションを行い、市のガイドラインである「備える。かわさき」に沿って、どうすれば自宅が「災害に負けない秘密基地」になるのかを、参加者の皆様と具体的に話し合いました。

人口155万人が暮らす川崎市において、避難所のキャパシティには限りがあり、自宅で安全に過ごす「在宅避難」は、災害への備えにおける重要な鍵の一つとなります。
当日は、川崎市内の避難所を運営する町会長や地域の防災リーダーの方々が中心に、「自宅を最強にする自助は大切だが、未曾有の災害では共助が肝心」など、地域防災の最前線に立つ皆様からの活発な意見が交わされ、有意義な時間となりました。

Minecraftを知らない世代の方々からも「面白かった!町内会の子ども達と一緒にやってみたい」というご感想をいただけたことが嬉しかったです。
子どもから高齢者まで、多世代が楽しみながら防災について考え、備えることができるような活動を、今後も広げられたらと思います。
